利用する目的で集められた事実や資料。解釈や加工を経て利用される素材の要素が強い
データを蓄積したもの。データを集めたり利用しやすい形に整理しておく仕事が独立し、複数の利用者にデータが提供される仕組みになって使われるようになった言葉。コンピュータにデータを蓄積するようになってことで、この言葉が普及した。
複数の表を関係付けているデータ構造になっているデータベースをいう。
Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQL など業務で使用されるデータベースの多くがこの分類に入る。
データベースにSQLというデータベース問い合わせ言語を用いて必要なデータを取り出すようになっている。
「複数の表を関係付けている」というところが大切で、データを表で表すようになっているだけではリレーショナルデータベースとは言えない。しかし、多くの教科書で誤った解説をしている。「リレーショナルデータベースはデータを表形式で表す」はぎりぎり間違ってはいない。しかしこれを裏返して「データを表で表すものがリレーショナルデータベースである」は間違い。詳しくは資料ページ「リレーショナルデータベースの定義の間違い」で後で論ずる予定。
「千葉早織、ちばさおり、1A、弘前市城南四丁目」というデータ間には関連がある。
この関連を表に表す。
表にしたときに、行になるのは関連のあるデータにする。これを タプル、(行、レコード)という。タプルは「組み」に近い言葉、ダブル・トリプルにも「プル」が入っている。おそらくはカップルも。
関係付けられたデータにはいろいろなデータがあるが、みんな同じではなく区別がある「氏名」「読み」「クラス」「住所」などである。これらを属性、(列、フィールド)という。区別のために名前がつくこれを、属性名、(列名、フィールド名)という。
行や列には順序は定められていない。とりあえず順序を決めなければ表に書き出せないので図の順番になっているが、実際は利用するときに並び替えたり、選択したりすることが前提になっている。その意味で見える表は仮の姿である。
聖愛中学高等学校