もくじ

論理回路

論理素子

AND

2個の入力と1個の出力があり、 両方の入力端子に1が入力されたときのみ1を出力 します。論理素子の動作をスイッチで考えるとわかりやすいかも知れません。

AND
A B X
000
010
100
111

OR

2個の入力と1個の出力があり、 どちらかの入力端子に1が入力されていれば1を出力 します。

OR
A B X
000
011
101
111

NOT

1個の入力と1個の出力があり、 0が入力されれば1を、1が入力されれば0を出力 します。

NOT
A X
01
10

XOR

別名排他的論理和

2個の入力と1個の出力があり、 両方の入力端子に1が入力されているときには0を出力。そのほかはORと同じです。

XOR
A B X
000
011
101
110

NAND

ANDとNOTをつないだものはNANDとよばれます。実際にはANDよりもNANDの方が作りやすいらしく、ANDよりもNANDの方が論理回路によく出てきます。

Xについている○が否定(0と1を反転させる)と考えればいいでしょう。

この表も一度ANDを考えてから0と1を反転させるとわかりやすくなります。

NAND
A B X
001
011
101
110

NOR

ORとNOTをつないだものはNORとよばれます。

Xについている○が否定(0と1を反転させる)と考えればいいでしょう。

この表も一度ORを考えてから0と1を反転させるとわかりやすくなります。

NOR
A B X
001
010
100
110

2進法1桁の加算器

2進法1桁の加算

0 + 0 = 0
0 + 1 = 1
1 + 0 = 1
1 + 1 = 10

1+1は答えが2桁になってしまいます。実際の回路では次の桁の計算にこれを加えます。10進法でも1の位で10になったら10の位の計算の時に1を加えます。これを桁上げ (carry) といいます。いまは1桁分の足し算の回路をつくるので、1+1=10でなく、1+1=0でcarryが1となるようにします。

A + B = C S
0 + 0 = 0 0
0 + 1 = 0 1
1 + 0 = 0 1
1 + 1 = 1 0

A B AND(左)の出力 NOTの出力 ORの出力 C S
0 0
0 1
1 0
1 1
聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
May. 2009