マザーボード上の部品

入出力コネクタ

パラレルポートは主にプリンタ、シリアルポートはモデムなどをつなぐものでしたが、最近はUSBに替わってしまいました。このマザーが出た時代(1999年あたり)はUSBが本格的に使われ始めた時代でした。

CPU

冷却のためのファンがついています。その下にはヒートシンクと呼ばれるものがついています。ヒートシンクはアルミニウムや銅など熱を伝えやすい金属でできていてヒレ状の突起が多数あります。これでCPUの出す熱を運び出し突起の表面から熱を放出するようにしています。CPUの高速化により大きなヒートシンクとファンが必要になってきましたが、性能を落としてファン無しで使えるように設計する場合もあります。

ファンとヒートシンクをはずすとCPUが見えます。ただしヒートシンクとCPUの間には密着するように熱伝導性の高いグリスが塗られています。写真はそれをふき取っています。

CPUを取り外すとソケットが見えます。周りの小さな穴はこの時代で370個ありCPUのピンが刺さるようになっています。このピン数も増加していきます。

ここで使われているCPUです。裏側にピンが剣山のように出ています。このCPUの動作周波数は400MHz、現在は2G,3Gのものが出ています。3GHzは3000MHzです。性能は大きく変わっていますし、ソケットのピン数も変わりましたが薄い正方形の板の片側からピンが出て反対側にヒートシンクを着けるという形は今も変わりません。

メモリ

この時代はSDRAMと呼ばれたもの。この後DDR,DDR2,DDR3と変わって、コネクタの規格も変わります。もちろん容量も写真の物は128MB、現在は2GB(2000MB)も珍しくありません。しかしスロットに差し込む形は今も変わっていません。

聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
May. 2009