コンピュータの中でも私たちがよく目にするパーソナルコンピュータ(PC)の構成を見てみる。
カメラ | ディスプレイ | スキャナ |
タブレット | 本体 | プリンタ |
USBメモリ | キーボード | マウス |
スキャナ | ||||||
タブレット |
|
プリンタ | ||||
USBメモリ | マウス |
本体という言葉は見た目だけの区別によるもので、コンピュータの構成要素の働きを踏まえての呼び方ではない。本体以外の装置を周辺機器とよぶことがある。
構成要素の働きを考えるときは、入力装置、出力装置と分類することがある。入と出はコンピュータを中心として判断する。
冷却のためのファンがついています。その下にはヒートシンクと呼ばれるものがついています。ヒートシンクはアルミニウムや銅など熱を伝えやすい金属でできていてヒレ状の突起が多数あります。これでCPUの出す熱を運び出し突起の表面から熱を放出するようにしています。CPUの高速化により大きなヒートシンクとファンが必要になってきましたが、性能を落としてファン無しで使えるように設計する場合もあります。
ファンとヒートシンクをはずすとCPUが見えます。ただしヒートシンクとCPUの間には密着するように熱伝導性の高いグリスが塗られています。写真はそれをふき取っています。
CPUを取り外すとソケットが見えます。周りの小さな穴はこの時代で370個ありCPUのピンが刺さるようになっています。このピン数も増加していきます。
ここで使われているCPUです。裏側にピンが剣山のように出ています。このCPUの動作周波数は400MHz、現在は2G,3Gのものが出ています。3GHzは3000MHzです。性能は大きく変わっていますし、ソケットのピン数も変わりましたが薄い正方形の板の片側からピンが出て反対側にヒートシンクを着けるという形は今も変わりません。
この時代はSDRAMと呼ばれたもの。この後DDR,DDR2,DDR3と変わって、コネクタの規格も変わります。もちろん容量も写真の物は128MB、現在は2GB(2000MB)も珍しくありません。しかしスロットに差し込む形は今も変わっていません。
DDR2 SDRAM と呼ばれるメモリの例
聖愛中学高等学校