ミロのビーナス

 こちらはミロのビーナスです。図を見ていただけるとわかることですが、つま先からへそまでと、つま先から頭のてっぺんまでの比が、まさに黄金比になっているのです。神の比ともいわれる「黄金比」は、パルテノン神殿やミラノ大聖堂、ミロのビーナスなど多くの建築物、彫刻、絵画などに見られます。


ダビンチ

 レオナルド・ダ・ビンチが描いた人体図でも、黄金比が見られます。こちらも、つま先からへそまでと、つま先から頭のてっぺんまでの比が、まさに黄金比になっているのです。さらにこの図からは、幾何学的に興味深い歴史的な図、すなわち、今から3000年ほど前にエジプトで考えられていた円周率を求めるための円と正方形が読み取れます。 我々のスタイルも、黄金比になっていれば美しいのでしょうか?ひょっとして、髪の毛も七三分けよりは、黄金比分けの方が美しいかも知れません。


オウム貝

人間が発見し、美しい比と感じた黄金比ですが、実は、ひまわりの種の数(右回りと左回り)、松ぼっくりのかさ、オウム貝の対数螺旋など自然界に多く存在しているのです。人間が誕生する遙か以前から地球上に存在していた黄金比。人間が黄金比を綺麗だと感じるのは、もしかすると地球生物としての本能なのかも知れません。ここに、黄金比が別名「神の比」と呼ばれる所以がありそうです。


新書版の黄金比

 こちらは新書版の本です。これも黄金長方形です。他に名刺、パスポート、コミックマンガ本、テレホンカードなどもそうです。こんなに身近にあったのですね
さて、黄金比を最初に発見したピタゴラスとその弟子たち。彼らが発見したもので最も有名なもののひとつに直角三角形に関する「三平方の定理(ピタゴラスの定理)」x^2+y^2=z^2があります。これをx^n+y^n=z^nとすると・・・んー、このことを話すには余白が少なすぎます。

担当は今日又徹夜こと
松野徹也でした。




弘前学院聖愛高等学校
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