ピクセルごとに、どんな色かを記録していくが、その色をどこまで細かく区別していくかを階調という。普通は赤緑青の三原色それぞれ256段階の組み合わせて256×256×256=16777216色で表したものをフルカラーとか24bitカラーなどと呼ぶ。
以下の例は、緑のグラデーションを256段階から8段階まで、何段階に区別するかを変化させて、どのように記録されるかをみたものである。
左側の列をみると解像度が高くても(細かくサンプリング)段階の数が十分にないと再現性が悪くなることがわかる。
また、右側は左側の8分の1の解像度で同様に階調を減らしていったものである。解像度と階調の意味することの違いを確認してほしい。
ピクセル数→ 階調↓ | 200×150=30000 | 25×19=475 |
---|---|---|
256 | ||
64 | ||
32 | ||
16 | ||
8 |
線がギザギザするのは解像度が低い(標本(ピクセル)の密度が低い)。
明るさギザギザするのは階調が荒い(段階が少ない)。
実際の写真で、各色の階調を256から2までに下げていった場合の画質
階調↓ | R | G | B | 合成 |
---|---|---|---|---|
256 | ||||
64 | ||||
16 | ||||
8 | ||||
4 | ||||
2 |
写真の内容や大きさにも依るがこの写真では各色16階調程度まではそれほど画質が悪いようには見えない。