メール使用上の注意


目次

自分を守ろう

  1. 秘密事項は書かない。
  2. 添付ファイルに気をつけよう。
  3. htmlメールに気をつけよう。
  4. 悪口は無視しよう。

ネットワーク社会のことを考えよう

  1. chain mailを出さない、転送しない。
  2. デマを信じない、転送しない。
  3. 大きいサイズのファイルを送らない。
  4. 電子メール以外の手段も考える。
  5. 出す前に相手の立場になって読み返そう。
  6. 相手にマナーを要求しない。
  7. ウィルスに感染したらケーブルをはずす。
▲もどる

 自分を守ろう

 1.秘密事項は書かない。

電子メールはネットワークを通して配送され、複数のコンピュータを通ります。このとき、メールの内容が第三者に読まれない絶対の保証はありません。葉書に書いて困るような内容(パスワード、クレジットカードの番号等)を電子メールで出さないのが安全です。

内容を暗号化して送れば一応は安心ですが、相手も同じ暗号を読めるようになっていなければなりませんし、まだまだ一般的ではありません。また、解けない暗号はありませんから絶対安全になることはいつまでもないでしょう。

▲もどる

 2.添付ファイルに気をつけよう。

添付ファイルとしてウイルス(悪意あるプログラム)が送られて来ることがあります。ダブルクリックをするなどして実行すると、コンピュータが動かなくなったり、データが消されたり、パスワードや大事なデータをインターネットを通して盗まれるということもあります。

ダブルクリックをしたときに一見何も起こらないようでいて感染しあとで発病するという仕掛けをしておく場合もあります。

以前は知らない人から送られた添付ファイルに気をつけるようにいわれましたが、アドレス帳のアドレスに自分のコピーを添付してメールを送るウイルスも増えていますから、知っている人から来たメールでも安心できません。

▲もどる

 3.htmlメールに気をつけよう。

html形式のメールにプログラムが含まれている場合、ダブルクリックをしなくてもメールがプレビューの状態でも実行されてしまいます。OutLookExpressというWindowsに付属のメーラーはhtml形式のメールは必ずhtmlで表示しますから大変危険です。安全なメールソフトを選んで使いましょう。どうしても使わなければならないとしたらちゃんと勉強して対策を立てましょう。自分だけではなく友人にも迷惑をかけることになります。

▲もどる

 4.悪口や不快なメールは無視しよう。

悪口や誹謗中傷(ひぼうちゅうしょう)のメールが来たときはあえて返信をかかないのも自分の名誉を守ることになります。

不快な広告や勧誘があるかもしれません。だまされて被害にあわないようにするのはもちろんですが、「このメールを受け取りたくない方はこちらにメールを」などとあるところにすぐメールするのはさけましょう。返信があることで逆にメールを受け取っていることがわかって利用されることがあります。返信がないとき相手が読んでいるかどうかわからないということをうまく利用してください。

▲もどる

 ネットワーク社会のことを考えよう

 1.chain mailを出さない、転送しない。

電子メールはネットワークを利用して配送されます。ネットワーク資源を無駄にしないようにしましょう。また郵便と違ってメールのコストはあなただけでなく受け手もはらっていることを忘れないようにしましょう。

chain mailとは不幸/幸福のメールのように数人の人に転送を強要するものや、回覧メールのように不特定に転送を依頼したメールのことです。

幸福のメールなど受けとる人に迷惑があるものを出してはいけないのは当然ですが、他に考えなければいけないことがあります。

chain mailはネットワークに多大な負荷を掛け、場合によってはネットワークの機能を麻痺させてしまいます。たとえ有用なあるいは人命にかかわるメールでもchain mailにしてはいけません。

あなたがわずか数名の人に転送しただけでも、次の人もそれを繰り返すと、流通量が指数関数的に増えていき、瞬く間にネットワークの許容量を越えてしまいます。何回も同じメールを複数の人から受けとることも多く、何より、発信元が明らかな場合は問いあわせや苦情のメールでそこのネットワークはパンクし、肝心の情報が発信元に届かなかったりします。たとえば5人にメールを出しその5人もそれぞれ5人にメールを出すことを10回おこなっただけで全部で1200万件のメールが出されることになります。

また、変更や訂正などがあるとその伝達もchain mailにせざるを得なく、しかもそれが全ての人に伝達される保証もありません。

chain mailは絶対にやってはいけないことです。それを正当化する如何なる理由も存在しません。

▲もどる

 2.デマを信じない、転送しない

何人も経て伝わってきた情報の信頼性は低いことを肝に銘じてください。

コンピュータウィルスなどの情報などが転送されてくることがあります。何人もの転送したあとがあり、途中誰を経由したかはわかりますが、肝心の第一発信者が不明だったりします。

こういうものは大抵デマです。デマを迂闊に信じないようにし、また、絶対に転送してはいけません。

これは他のメディアでも同じですが、電子メールの場合、従来のメディアでは考えられないほど情報が広く伝播し、また、chain mail化する危険性もあり注意が必要です。

受けとった情報がデマかどうか判断するのに、まず、情報の第一発信者が明記されているかで判断します。発信者が不明のものは100%デマです(少くとも信頼に足りません)。

▲もどる

 3.大きいサイズのファイルを送らない。

50Kbyte以下,あるいは1000行以下を目安にし、超える時は分割します。それを守らないと途中で切れたり、相手方や経由するサイトに迷惑をかけたりします。(ちなみに通常のメールはだいたい2Kbyte程度です。)

画像などを添付する場合も圧縮などをして200KByteから300KByteぐらいにしたいものです。1MByteを上限にしているネットワークも多いようですが、もらう相手も迷惑ですので、なるべく小さくというこころがまえを覚えておいてください。

▲もどる

 4.電子メール以外の手段も考える

電子メールは万能ではありません。電子メールの長所短所を理解して有効に使い分けましょう。メールは相手に必ず着くことを保証されてはいませんし、秘密が守られる保証もありません。

早急に返事が必要な場合電子メールは不適切な場合がありますし、簡単な意思の疎通に何回もメールのやり取りするようでは非効率的です。チャットやホームページの利用、電話やFaxなども考えてみましょう。

特に写真などを多くの人に見せようというときには、ホームページでの公開を考えてみましょう。メールではURLのみを書いて送り、必要な人は適宜都合のよいときにダウンロードすればいいのです。(この場合、第3者に見せないようにするのは少し難しいことです)

▲もどる

 5.出す前に読み返そう

そのような意図ではないのに相手を傷つけたり、怒らせたりすることがあるかもしれません。メールでは顔は見えませんから、どういうつもりでいったのかお互いに判断できない場合もあるでしょう。こんな行き違いでメールでけんかになることがあります。

また、抗議のメールは表現を控えめにしておきましょう。一人で激して書いてもかえって受け止めてもらえなくなります。また自分の思い違いである場合にはとても恥ずかしい思いをすることになります。一般に丁寧に申し入れた方が空いても真剣に考えてくれます。

ムカッときた時に書いたメールは時間をおいてもう一度読み返してから出しましょう。

▲もどる

 6.相手にマナーを要求しない

貴方は丁寧で誠実な言葉で手紙を書く人かもしれません。でも他人にもそれを要求するのはやめましょう。「自分に厳しく相手には寛大に。」これがうまくやっていく秘訣です。(難しいですが)

 7.ウィルスに感染したらケーブルをはずす

ウィルスに気をつけるのはもはや自分のためだけでなく他人に迷惑をかけないためです。一番悪いのはウィルスをつくる人ですが、ウィルスに対して注意を怠ることも他人に危害を及ぼすことになります。最近のウィルスはメールなどネットワークを通して広がります。感染したとわかったら電話線やネットワークケーブルをはずして自分が感染源にならないようにします。元にもどすのはウイルスを完全に除去してからにしましょう。

▲もどる

聖愛高等学校
http://www.seiai.ed.jp/