情報を記録するファイルを小さくして保存したり、少ない通信量で送信したりするために圧縮をおこなう。
圧縮したものを元に戻す必要があるとき復元という。ある条件下では展開とか解凍ということもある。伸長という言葉はあまり聞くことがない。
大きく分けて可逆圧縮(かぎゃくあっしゅく)と非可逆圧縮(ひかぎゃくあっしゅく)に分けられる。
圧縮方式 | 特徴 | 例 |
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可逆圧縮 | データを復元したときに、完全に元にもどるもの | zip, bzip2, lzh, png |
非可逆圧縮 | データを復元したときに、完全には元にもどらないもの | mp3, aac, mpg, jpg |
可逆圧縮なら「展開」という言葉を使えるが、非可逆圧縮に「展開」は合わない。
Zipなど圧縮と同時に複数のファイルを1つにまとめる機能が含まれるものがあり、この場合は復元によって複数のファイルが出てくるので「展開」という言葉がふさわしい。
複数のファイルを1つにまとめるのは多数のファイルを送信するなどの取り扱いをしやすくするという目的と、ファイルをハードディスクなどに保存するときにできる隙間に他のファイルのデータを詰め込むことで圧縮する目的もある。