画像の拡大・縮小では4つの補完の種類を選択できます。拡大の時には消えてしまうピクセルはありませんが、増えるピクセルをどんな色にするかで違いが出ます。2つの小さな画像を4つの方法で拡大して比較したものです。
なめらかに変化する色を背景にくっきりと境界線のはっきりした模様がある
補間しない |
その拡大 |
解説 模様の境界ははっきりしたまま保たれますが、輪郭のギザギザはそのまま拡大されます。 右側の背景部分もタイルの様でなめらかな変化には見えません。 |
線形 |
その拡大 |
解説 5倍に拡大する時は1/5ずつ変化したように補間するのが線形。 右側のなめらかな背景は美しくなめらかです。 でも、くっきりとした模様の境界もなめらかにしてしまいます。 |
キュービック |
その拡大 |
解説 くっきりした境界をくっきりのままにしながら、なめらかな変化も失わないという相反する機能をどうやって手に入れるかが試行錯誤されていますが、どの方式もうまくいく画像のタイプとうまくいかない画像のタイプがあり、どんな画像も大きく乱れない代わりに効果もそこそこというところで妥協せざるを得ません。 このキュービックはGIMPのデフォルトになっています。 |
Sinc(Lancos3) |
その拡大 |
解説 輪郭のギザギザを目立たなくするのはうまくいっていますが、輪郭に強いコントラストがある所では本来ない模様を作り出してしまっています。なめらかな背景も多少波打つようになっています。 |
画像1に似ているが背景がもともとなめらかに変化するものでない。くっきりと境界線のはっきりした模様との区別があいまいになる。
補間しない |
その拡大 |
線形 |
その拡大 |
キュービック |
その拡大 |
Sinc(Lancos3) |
その拡大 |