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11を「いちいち」と読むのが気に入らないなら

この文章について

二進数の説明で、もし、二進数で0,1に相当する数字を独自に作ればこんな必要はありません。また読み方も二進数に合わせて決めればよいのです。十進数の数字も読み方も、そのまま流用しているのでこうなります。と書きました。

それで納得できる方は以下を読む必要はありません。

右側には10進法での例をあげます。比較するとわかりやすくなるはずです。

数字の導入

数字の文字の形と読み方を決めます

文字 よみ 十進法の対応文字
ɔ 0
ɺ びょん 1

数字の文字の形と読み方を決めます

文字 よみ
0 れい/ぜろ
1 いち
2
3 さん
4 よん/し
5
6 ろく
7 なな/しち
8 はち
9 く/きゅう

位取りの言葉を決める

10進法の表で何をしているかわかります。

よみ 言葉の由来
ɺɔ 2の位から
ɺɔɔ 4の位から
ɺɔɔɔ 8の位から
ɺɔɔɔɔ じろ 16の位から
ɺɔɔɔɔɔ にじろ に+じろ(じゅう+まんに相当)
ɺɔɔɔɔɔɔ しじろ し+じろ(ひゃく+まんに相当)
ɺɔɔɔɔɔɔɔ やじろ や+じろ(せん+まんに相当)

10進法の表で何をしているかわかります。

よみ
10 じゅう
100 ひゃく
1000 せん
10000 まん
100000 じゅうまん
1000000 ひゃくまん
10000000 せんまん

複数桁の数値を読んでみます

読みやすいように大きな数は4桁ずつ区切ってあります。

読み方には習慣もあります。

数値 よみかた
ɺɺ にだ
ɺɔɺ しだ
ɺɔɺɺ やにだ
(「や」は 「だや」とも読むが、
「に」は「だに」とはならない)
ɺ ɺɔɺɔ だじろやに
(「だじろ」は「じろ」にはしない
はっきり言いたいときは、「だじろだやに」ということがある)
ɺɺɺɺ ɺɺɺɺ やしにだじろやしにだ

読みやすいように大きな数は4桁ずつ区切ってあります。

2進法と比較するため相当する数字を読んでいます。

数値 よみかた
11 じゅういち
101 ひゃくいち
1011 せんじゅういち
(「せん」は 「いっせん」とも読むが、
「じゅう」は「いちじゅう」とはならない)
1 1010 いちまんせんじゅう
(「いちまん」は「まん」にはしない。
はっきり言いたいときは、「いちまんいっせんじゅう」ということがある)
1111 1111 せんひゃくじゅういちまんせんひゃくじゅういち

訂正

0を「だ」1を「びょん」と決めたのに、「複数桁の数値を読んでみます」で使う時に逆になっています。2014年度版の同ページでは訂正してあります。