グラフィカルユーザインタフェース

GUI

画像を利用して直感的にわかかりやすい操作ができるようにしたもの。

コンピュータ、フォルダ(紙ばさみ)、ゴミ箱など現実に存在するものをボタンにすることで機能を連想しやすくしてある

マウスやタブレット、タッチパネルなどのポインティングデバイスで選択するのは現実のボタン操作に近いので分かりやすい

複数の画面(ウィンドウ)を同時に表示するようになっていることが多い。

CUI

GUIに対してキーボード入力により操作するものをキャラクタユーザインタフェース(コマンドラインインターフェース)という。

メニューの[アプリケーション]-[アクセサリ]の中の[端末]はGUIの中にCUIを作り出す「仮想端末」というものである。

GUIとCUIでユーザーホームのファイルを表示してみる

GUI はメニューの[場所]-[ホーム]を選択すると、ファイルブラウザ(ファイルマネージャ)というソフトウェアが働く。

下図はz2c1fというユーザーが、fd01というフォルダの中のfd02というフォルダの内容を見ているもの。

CUI は端末で ls -l[Enter] とコマンドを入力する。上記のGUIと同じディレクトリ内を見るためには、場所を指定して、 ls -l fd01/fd02 と入力しなければならない。

z2c1f@star00:~$ ls -l fd01/fd02
合計 20
-rw-r--r-- 1 z2c1f z2c1f 2589 2012-04-20 10:29 az01a05.html
drwxr-xr-x 2 z2c1f z2c1f 4096 2012-04-20 10:29 az01a05_files
-rw-r--r-- 1 z2c1f z2c1f   11 2012-04-27 10:11 f321.txt
drwxr-xr-x 2 z2c1f z2c1f 4096 2012-04-27 10:28 fd03
drwxr-xr-x 2 z2c1f z2c1f 4096 2012-04-27 10:29 fd04

仮想でない端末

キーボードから[Ctrl]-[Alt]を同時に押しながら、[F1]キーを押して放すと、画面が切り替わります。

これはCUIでのログイン画面です。

下の方に、login:の文字が見えます。ここにユーザー名を入れて[Enter]を押すと、パスワードを聞いてきます。正しくパスワードを入れると仮想でない端末からログインできます。

ここに出ている表示はコンピュータが起動してからログイン画面を出すまでにやったことの記録です。起動できなかった時に何が原因かを知るためのものです。赤で示した行でGUIに移行しているのでこの黒い端末画面が見えなくなっていたのです。

自分のユーザー名でログインできます。やって見るなら以下に注意。

仮想でない端末からGUIに戻るには

GUIに戻るには、キーボードから[Ctrl]-[Alt]を同時に押しながら、[F7]キーを押して放します。ちょっと時間がかかることがありますからゆっくりと操作してください。

特殊な場合、[F7]でなく[F8]や[F9]で戻る必要があるかもしれません。

複数の端末

キーボードから[Ctrl]-[Alt]を同時に押しながら、[F1]キーを押すと、コマンドライン端末に切り替わりました。Linuxはこの端末が6つあります。やはり[Ctrl]-[Alt]を同時に押しながら[F1]の代わりに[F2]から[F6]までのキーを押すことで、画面が切り替わります。

同じユーザーで複数同時にログインできますが、同じファイルを同時に編集した場合にはデータを失う可能性があります。ソフトウェアによっては排他制御がかかって守られることもありますが結果は自己責任です。

[F7]以降はGUIで使われています。

聖愛中学高等学校
http://www.seiai.ed.jp/
May. 2009