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2005年入試(数学)

解説

(1) イ 符号を間違えて 1/3−2/3=−1/3 としたと思われるものや,割り算よりも引き算を先に計算したために答えが −2/9 となったと思われるものがたくさんありました。
エ x2 と x3 を掛けて x6 とした人がかなりいました。イ もそうですが,今一度,計算の仕方を確認しましょう。
(2) 割とできていました。直接 x,y に代入して計算した人と,x2−y2=(x+y)(x−y) と因数分解してから x,y に代入して計算した人が半々ぐらいでした。
(3) 2−b2=(a+b)(a−b) を利用する因数分解の問題です。まぎらわしい選択肢がないせいか,よくできていました。
(4) 両辺に 6 をかけて分母を払うときに,右辺の 1 を 6 倍するのを忘れ,そのままにして計算すると 4 を選ぶことになります。1割の生徒がこの誤答を選んでいました。
(5) 左辺の式を展開し整理してしまい,因数分解できなくて戸惑った人もいたようですが,割とできていました。2 次方程式の解の公式を知っていて,使っていた人もいました。
(6) a:b=m:n ならば an=bm (内側の積は外側の積に等しい) 
(7) (変化の割合)=(y の増加量)/(x の増加量) より,−2=(y の増加量)/4
(8) 思っていた以上に出来ていませんでした。正確に計算できるように練習しましょう。検算も忘れずに!

(1) n角形の内角の和は 180゜×(n−2) です。
(2) 5 人から 2 人を選ぶ方法は ab,ac,ad,ae,bc,bd,be,cd,ce,de の 10 通り,このうち c を含む選び方は ac,bc,cd,ce の 4 通りです。
(3) 24/a が整数となるような a の値は,24 の正の約数 8 個の他に,−6 や 1/2 など他にもたくさんあります。

(1) 展開図を書いて考えます。側面の扇形の中心角を a゜ とすると,扇形の弧の長さと底面の円周の長さが等しいことから,2π×9×(a/360゜)=2π×5 ∴ a=200゜
よって求める表面積は S=(側面積)+(底面積)=π×92×(200゜/360゜)+π×52
ちなみに,円錐の表面積について 「底面の円の半径を r,母線の長さを l,表面積を S とすると,S=πr(r+l )」 が成り立ちます。
(2) 「1つの弧に対する円周角の大きさは,その弧に対する中心角の半分である。」
言いかえると,「1つの弧に対する中心角の大きさは,その弧に対する円周角の2倍である。」
したがって,図から,2x+80゜=360゜
(3) DC//FE より AF:FD=AE:EC=2:4=1:2 なので FD=5×2/3=10/3 ∴ BG:GE=BD:DF=5:10/3=15:10=3:2
(4) △ABD に三平方の定理を用いると,BD2+62=102 ∴ BD=8
BC=x とおくと,AC=x,CD=8−x なので,△ACD に三平方の定理を用いると,(8−x)2+62=x2

(1) 放物線 y=ax2 上に点 (4,8) があるので, x=4 のとき y=8 ∴ 8=a×42
(2) 3 点 P,Q,R の y 座標はそれぞれ 0,(1/2)t2,8 となるので,PQ=(1/2)t2,QR=8−(1/2)t2
したがって,PQ:QR=1:3 より 3PQ=QR 3×(1/2)t2=8−(1/2)t2 この方程式を解いて,t=2 (∵ t>0) したがって Q の y 座標は (1/2)×22=2
(3) 求める直線は辺 OA の中点 (−2,4) と点 Q(2,2) を通ります。

(2) X=29x+319 より 29x=X−319 X が偶数なので X−319 は奇数,したがって 29x も奇数となり,x が奇数であることがわかります。4 つの数は小さい順に書き入れているので,11<x<23 よって x=21
(3) 4 つの整数の中でいちばん小さい整数を n とすると,
   X=n(n+1)+(n+2)(n+3)+n(n+2)+(n+1)(n+3)=4n2+12n+9=(2n+3)2
nは整数なので 2n+3 も整数  したがって X は整数 2n+3 の平方に等しい。

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