●返信のときに、「〜さんは書きました。」となるのはテンプレートのはたらきです。
●返信では、題名が相手のメールの題名に「Re:」がつけられたものになります。また本文の最初に「〜さんは書きました。」が挿入され、相手の書いた文章の各行の最初に「 > 」がつきます。
●これも設定で変更できますが、やや面倒です。
●メールの最初の行をいつも「こんにちは、○○です。」で始める人も多くいます。署名もあるのですが、長いメールだったりすると最初に名前があるとわかりやすいメールになります。また、いつも発信日時を書いておきたいと思うかもしれません。これらのことは、テンプレートに登録することで自動的に行うことができます。
●署名と同じ所、[ツール]→[オプション]→[送信]にテンプレートもあります。はじめは何も登録されていませんから、やはり[追加]を選びます。
●以下のような「テンプレート編集」のウィンドウがでてきます。
●見出しには、まず「標準」とか「一般」などと入力しておきます。そしてその右隣の「標準のテンプレートとして使用する」にチェックを入れておきます。テンプレートは複数作ることができますが、普通はこれを使用するという意味でこのようにします。
●最初に「新規送信」のテンプレートを設定します。新規にテンプレートを作成したときには、ここに入力したものが「返信」と「転送」にコピーされますから「新規送信」から始めます。
●ヘッダは特に入れない方がいいでしょう。本文に「こんにちは、○○です。」などといつも使う書き出しを登録します。最後は改行して次の行の最初にカーソルを持っていきましょう。
●「返信」にすすみます。本文に「こんにちは、○○です。」とコピーされていますね。ヘッダには何も書かない方がいいでしょう。書かなければ今まで通り、「Re:」がつきます。
●好みですが、「△△さんは書きました。」という書き出しは変なので、相手の「題名」をそのまま引用して「□□の件ですが、」と書き始めることにします。そのためには、「{subject}の件ですが」と書き加えます。{subject} が相手の書いてきた題名をさします。これをAL-Mailではマクロ変数と呼んでいます。マクロ変数の部分は必ず半角にします。
●「転送」は自分に来たメールをそのまま他の人に転送するためのものです。ここでは使いませんから、特に設定せず、ここまでできたら[OK]を押して使ってみましょう。
●返信しようとすると以下のような小さなウインドウが開きます。赤の枠を書いたところに先ほどの「見出し」がでています。
●テンプレートを複数作ったときには、ここで▼を押して出てくる一覧から選びます。
●まだ他にもいろいろなマクロ変数がありますから、慣れてきたら使ってみるのもいいでしょう。
普通の文はそのまま表示され、マクロ変数(つまり{ }で囲まれたところ)は規則に従って置き換えられます。たとえば、{date}は日付や時間に、{FromName}は相手の名前に、{Subject}は相手が使った題名に置き換えられます。>{Quote}は、引用の形式を表しています。このへんの規則はメールソフトによっても違いがありますから、[ヘルプ]を開いて調べてください。
●テンプレートで使用可能なマクロ一覧
{Date} 参照メール(Reply, Forward)の発信日時 {DateNow} 現在の日時 {Quote} 引用文 {From} 参照メールの From: の内容 {FromName} 参照メールの発信者フルネーム(無ければアドレス) {FromAddress} 参照メールの発信者アドレス {To} 宛先 (To: の内容) {ToName} 宛先のフルネーム(無ければアドレス) {ToAddress} 宛先のアドレス {RefTo} 参照メールの宛先 {RefToName} 参照メールのフルネーム(無ければアドレス) {RefToAddress} 参照メールのアドレス {Subject} 参照メールのサブジェクト {Subject Re} 返信用のサブジェクト(先頭にRe: が付きます) {Subject Re^} 同上(Re^2: 形式になります) {Subject Re[]} 同上(Re[2]: 形式になります)
●なお、{Date} および、{DateNow} 変数は、書式を指定することでより細かな表現が可能
【例】 {Date Y0/M0/D0 h0:m0:s0} → 1997/05/12 14:22:50 {Date 平成 Y-1988年 M1月 D1日} → 平成 9年 5月 12日 書式指定の中で使用できるパラメータは以下の通りです。 記号 表示形式 例 年 Y0 4桁表示 1997 Y1 2桁表示 97 Y-n 平成等への変換 9 (平成9年) 月 M0 "0"付き表示 05 M1 "0"なし表示 5 M2 英語 Mar 日 D0 "0"付き表示 03 D1 "0"なし表示 3 曜日 W0 英語 Mon W1 日本語 月 午前/午後 A0 英語 am / pm A1 日本語 午前 / 午後 時 h0 24時間"0"付き 06 h1 24時間"0"なし 6 h2 12時間"0"付き 06 h3 12時間"0"なし 6 分 m0 "0"付き表示 05 m1 "0"なし表示 5 秒 s0 "0"付き表示 04 s1 "0"なし表示 4