テンプレート

テンプレートとは

返信のテンプレート

返信のときに、「〜さんは書きました。」となるのはテンプレートのはたらきです。

返信では、題名が相手のメールの題名に「Re:」がつけられたものになります。また本文の最初に「〜さんは書きました。」が挿入され、相手の書いた文章の各行の最初に「 > 」がつきます。

これも設定で変更できますが、やや面倒です。

新規送信のテンプレート

メールの最初の行をいつも「こんにちは、○○です。」で始める人も多くいます。署名もあるのですが、長いメールだったりすると最初に名前があるとわかりやすいメールになります。また、いつも発信日時を書いておきたいと思うかもしれません。これらのことは、テンプレートに登録することで自動的に行うことができます。

テンプレートの登録

署名と同じ所、[ツール]→[オプション]→[送信]にテンプレートもあります。はじめは何も登録されていませんから、やはり[追加]を選びます。

以下のような「テンプレート編集」のウィンドウがでてきます。

見出しには、まず「標準」とか「一般」などと入力しておきます。そしてその右隣の「標準のテンプレートとして使用する」にチェックを入れておきます。テンプレートは複数作ることができますが、普通はこれを使用するという意味でこのようにします。

最初に「新規送信」のテンプレートを設定します。新規にテンプレートを作成したときには、ここに入力したものが「返信」と「転送」にコピーされますから「新規送信」から始めます。

ヘッダは特に入れない方がいいでしょう。本文に「こんにちは、○○です。」などといつも使う書き出しを登録します。最後は改行して次の行の最初にカーソルを持っていきましょう。

「返信」にすすみます。本文に「こんにちは、○○です。」とコピーされていますね。ヘッダには何も書かない方がいいでしょう。書かなければ今まで通り、「Re:」がつきます。

好みですが、「△△さんは書きました。」という書き出しは変なので、相手の「題名」をそのまま引用して「□□の件ですが、」と書き始めることにします。そのためには、「{subject}の件ですが」と書き加えます。{subject} が相手の書いてきた題名をさします。これをAL-Mailではマクロ変数と呼んでいます。マクロ変数の部分は必ず半角にします。

「転送」は自分に来たメールをそのまま他の人に転送するためのものです。ここでは使いませんから、特に設定せず、ここまでできたら[OK]を押して使ってみましょう。

テンプレートの選択

返信しようとすると以下のような小さなウインドウが開きます。赤の枠を書いたところに先ほどの「見出し」がでています。

テンプレートを複数作ったときには、ここで▼を押して出てくる一覧から選びます。

詳しく知りたい人は

まだ他にもいろいろなマクロ変数がありますから、慣れてきたら使ってみるのもいいでしょう。

普通の文はそのまま表示され、マクロ変数(つまり{ }で囲まれたところ)は規則に従って置き換えられます。たとえば、{date}は日付や時間に、{FromName}は相手の名前に、{Subject}は相手が使った題名に置き換えられます。>{Quote}は、引用の形式を表しています。このへんの規則はメールソフトによっても違いがありますから、[ヘルプ]を開いて調べてください。

テンプレートで使用可能なマクロ一覧

{Date}          参照メール(Reply, Forward)の発信日時
{DateNow}       現在の日時
{Quote}         引用文
{From}          参照メールの From: の内容
{FromName}      参照メールの発信者フルネーム(無ければアドレス)
{FromAddress}   参照メールの発信者アドレス
{To}	     宛先 (To: の内容)
{ToName}        宛先のフルネーム(無ければアドレス)
{ToAddress}     宛先のアドレス
{RefTo}         参照メールの宛先
{RefToName}	参照メールのフルネーム(無ければアドレス)
{RefToAddress}  参照メールのアドレス
{Subject}       参照メールのサブジェクト
{Subject Re}	返信用のサブジェクト(先頭にRe: が付きます)
{Subject Re^}   同上(Re^2: 形式になります)
{Subject Re[]}  同上(Re[2]: 形式になります)

なお、{Date} および、{DateNow} 変数は、書式を指定することでより細かな表現が可能

【例】
{Date Y0/M0/D0 h0:m0:s0}        → 1997/05/12 14:22:50
{Date 平成 Y-1988年 M1月 D1日}  → 平成 9年 5月 12日

書式指定の中で使用できるパラメータは以下の通りです。
 記号	 表示形式             例
   年    Y0   4桁表示        1997
         Y1   2桁表示        97
         Y-n  平成等への変換  9 (平成9年)
   月    M0   "0"付き表示     05
         M1   "0"なし表示      5
         M2    英語           Mar
   日    D0   "0"付き表示     03
         D1   "0"なし表示      3
   曜日  W0    英語           Mon
         W1    日本語         月
   午前/午後
         A0    英語           am / pm
         A1    日本語         午前 / 午後
   時    h0    24時間"0"付き  06
         h1    24時間"0"なし   6
         h2    12時間"0"付き  06
         h3    12時間"0"なし   6
   分    m0    "0"付き表示    05
         m1    "0"なし表示     5
   秒    s0    "0"付き表示    04
         s1    "0"なし表示     4

聖愛高等学校
http://www.seiai.ed.jp/