複数の相手に同じメールを送る時は次のように宛先に書いていきます。
こうすると、ヘッダーには次のように入って全員に送られます。
To: kuma@st.seiai.ed.jp , zou@st.seiai.ed.jp
このやり方を使うのは全員がお互いに知っている人のときだけにしましょう。そうでない時は、後で説明するBcc:を使います。
▼ 宛先: の部分をクリックするとメニューが出てきて選ぶことができます。
▼ 宛先: kuma@st.seiai.ed.jp
▼ Cc: zou@st.seiai.ed.jp
こうすると、ヘッダーには次のように入って送られます。Cc:で受け取っても違いに気がつかないかもしれませんが、送信者にとってはCc:で送られる人の立場は傍観者的なもので返信などを期待していないはずです。
To: kuma@st.seiai.ed.jp Cc: zou@st.seiai.ed.jp
To:やCc:では全員がお互いにメールアドレスを見ることができます。メールアドレスを他人に知らせてほしくない人もいるかもしれませんし、自分の交友関係や取引相手が全部あからさまになることを避けたい場合もあるでしょう。このような時にBcc:を使います。
▼ 宛先: hoge@st.seiai.ed.jp
▼ Bcc: inu@st.seiai.ed.jp
▼ Bcc: saru@st.seiai.ed.jp
▼ Bcc: kani@st.seiai.ed.jp
こうすると、ヘッダーには次のようにTo:だけが入って送られます。Bcc:に書かれたアドレスはいっさい表にはでません。To:に自分のアドレスを入れればどんなメーラーでも送信できますし、他のアドレスが出ていないことを確認することもできます。
To: hoge@st.seiai.ed.jp
よくメールアドレスが変わりましたというお知らせを、To:やCc:で送る人がいますが、こんなときはBcc:を使いましょう。(全員がお互いに知っている人なら問題ないのですが)
もし、メールソフトが許せばTo:なしでもできます。(Thunderbirdでは可能です)
▼ Bcc: inu@st.seiai.ed.jp
▼ Bcc: saru@st.seiai.ed.jp
▼ Bcc: kani@st.seiai.ed.jp
こうすると、ヘッダーには次のようになります。
To: undisclosed-recipients:;
メールアドレスを2つ以上持っている人が、別のアドレスで返事を受け取りたい時にこれを使います。
次の例はneko@st.seiai.ed.jpとcat@st.seiai.ed.jpの2つのアドレスを持つ人がneko@st.seiai.ed.jpからメールを出すのだけれど、cat@st.seiai.ed.jpで返信を受け取りたい場合です。
差出人(R): neko@seiai.ed.jp
▼ To: kuma@seiai.ed.jp
▼ Reply-To: cat@seiai.ed.jp
これでヘッダには次のように設定されます。
To: kuma@st.seiai.ed.jp
from: neko@st.seiai.ed.jp
Reply-To: cat@st.seiai.ed.jp
メーラーは Reply-To: があればそこに返信します。なければFrom:のアドレスに返信します。返信する人は特に気にする必要はありません。
しかし、わざと別人のアドレスを Reply-To: に書くいたずらがあるかも知れません。広告メールでは送信用アドレスとは別に問い合わせ先アドレスを設定している場合があります。知らないと騙されるかも知れませんから知っておくのがいいでしょう。