歴史的な理由によりキーボード上の表示にはいろいろおかしな所があります。キー上に書かれた文字と実際に入力される文字が異なる場合があります。下図で赤いところと、[Shift]を押しながら[0]の文字がないところが違います。
[Shift]のところにマウスを重ねるたままにすると、Shiftキーを押したときの表示になります。
「 ¥ 」は環境によっては「 \ 」になります。
「 ~ 」は環境によっては「 ~ 」と表示されます
コンピュータがアルファベットと数字と若干の記号だけしか使えなかった時に円マーク「 ¥ 」とオーバーライン「  ̄ 」が必要だったので、次のような置き換えをしました。
円マーク「¥」とバックスラッシュ「\」はそれぞれキーがありますが、直接入力では区別がありません。コンピュータの中ではどちらも 0x5c というコード(文字を番号で指定したもの)です。この文字が円マーク「¥」と表示されるかバックスラッシュ「\」と表示されるかは環境によります。日本語のWindowsではどちらも「¥」になりますが、Linuxでは設定によります。
区別したければ全角で表記します。(直接入力では無理です)
どちらも間違いではありません。米国規格のASCIIまたは国際規格のISO 646 に従えばバックスラッシュと表示するし、日本JIS X 0201 に従えば円マークになるということです。
こちらは形が似ていることと、あまり使われなくなってきたことで日本でもチルダが表示されるようになってきた。しかしキーボードの刻印はオーバーラインのままで、しかもチルダが2つ隣にあり、そのキーが使えない。という状態が放置されている。
最近チルダはウェブページのURLで使われるようになり、もともと上方にある「 ~ 」だったものが中程の「 ~ 」と表示される事が多くなってきており、さらに混乱の元になっている。
こちらは JIS規格が「  ̄ 」を「 ~ 」とすることを許容している様で(未確認)「  ̄ 」よりも「 ~ 」を多く見かけます。
円マークとチルダは当時は必要な物でしたが、別の方法で区別できるようになった今では負の遺産かもしれません。
ただ、チルダに「 ~ 」と「 ~ 」があるのはどうでしょうか。
小文字のGの違いのように許容されるのでしょうか。